過日
「one's lifework ! 金生山産赤鉄鉱探し2018年初秋。(鉱物採集第222回:赤鉄鉱(hematite))」
と言う記事をUPしております。

その時に採集した赤鉄鉱は明らかに品位が良く、一部標本には二次鉱物も認められました。
また、表面に煌めくような金属光沢が点在(粒状)しているものもあり、
これまでのものとは様子が異なります。

個人的には金生山産の赤鉄鉱で間違いないと踏んでいますし、二次鉱物はその昔産出した
黄銅鉱藍銅鉱などの影響によるものだと考えています。

小学生時代(旧館)から何度訪れたでしょう?金生山化石館。
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お忙しい中、聞いてみました。

赤鉄鉱

やはり赤鉄鉱で間違いないとの事。
「重いし、これまるまる赤鉄鉱だね」や「良い標本だね」という嬉しいお言葉も。
二次鉱物の発生についての見解は、やはり黄銅鉱などの影響ではないかとの事。
しかし、金属光沢粒状の正体は(肉眼鑑定ですし)謎として残りました。

また長年名前の分からなかった化石も見ていただきました。

アルラ/アル―ラ(Alura)

何の貝だろう?と気になっていたのですが、「アルラ」とのご回答。
*言われてみれば本当、アル―ラやん!「まさか」という思い込みは危険 笑
こちらも「良い標本だよ」と仰っていただきました。

ナチコプシス(Naticopsis sp)

これも貝だろう 笑 というのはなんとなく分かったのですが、大きさや殻の断面の太さら、
該当するものが見つからず。我が家では長年の不明種扱い。
なんと「ナチコプシスの大きいもの」との事。
*こんなでっかいのいてるんですか?と思わず聞いてしまいました。
同定するに至る消去法が、とても勉強になりました。
*その後館内を楽しんだのですが「金生山の巨大型化石」というPOPに
ナチコプシス長径30cmとありました。でかっ!


カリスピラ属〜Yochelsonistylus felixi
ベレロフォン ジョージアヌス(Bellerophon jonesianus)

こちらも良く分からなかったカワニナみたいな巻貝は、Yochelsonistylus felixi。
*最新の学名を教えて頂きました。

もう一方のは長年ベレロフォンかナチコプシスかで悩んだ1品
ジョージアヌスの幼貝かな」とのご回答。
幼貝とかの発想は無かったなー!

秋晴れの中、ご丁寧に教えてくださって、本当に嬉しい気持ちで館を後にしました。

*これらの石は全て鉱区外で拾ったものです。
鉱区には入れませんし、鉱区外で拾うにしても近所のウチでも相当年数をかけ、
あらゆる場所を歩き、ハイキング&ウォーキング感覚で拾い集めました 笑
ズリや露頭やその他のものがある訳ではないので、ご注意くださいね。